蔵王古道

みちのく 蔵王の地に
ふたつの社殿をつなぐ、 いにしえの道
それは、忘れ去られた山伏たちの修行の道
今、半世紀の時を経て 登山ルートとして復活

蔵王古道

今から1200年ほど昔、蔵王の山は、当時「刈田嶺」「不忘山」と呼ばれ、山そのものが、神さまとして祀られていました。その後、奈良の吉野で発祥した修験道が全国に広まり平安時代の後半には、「刈田嶺」も修験の場となり、山伏たちが山頂に蔵王権現を祀ったことから、いつしかこの山は「蔵王山」と呼ばれるようになったのです 。

江戸時代中ごろから、庶民の生活が安定し余裕が生まれ旅行文化が花開き、遠刈田を出発点とし賽の碩を経て刈田山頂を目指す蔵王御山詣りが誕生したのです。

300年ほど前から続いてきた蔵王の御山詣りは、明治維新の神仏分離令によって多少のダメージを負うものの、太平洋戦争後まで盛んに続けられていました。1962年蔵王エコーライン(自動車道)が開通すると観光化が一気に進み蔵王古道は廃れていき、古道を歩く者はいなくなり、いつしかその存在すら忘れられてしまいました。

御山詣りで歩いた道は、一部エコーラインに重なり寸断されているものの、2014年に4年の歳月を掛けて、半世紀ぶりに復活することができました。

いにしえの道 蔵王古道

「蔵王大権現」を参拝する「御山詣り」。現在・過去・未来を現す景色が広がる「生まれ変わり」を象徴される道

蔵王古道

蔵王古道の歴史
蔵王古道地図
モデルコース
古道で見られる動植物

ガイドウォーク

蔵王古道の会公認ガイド「先達」が
ご案内するコースをご紹介

蔵王古道の会

宮城蔵王で、エコーライン完成後使われなくなった信仰の道「蔵王古道」を復活し、維持している団体

行事

蔵王古道の会が主催する行事

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2024年11月

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恒例の青麻縦走を開催準備中